こんばんは。僕は今から20年以上前に池袋パルコの婦人服ショップにいました。お店でファッションアドバイザーをしていました。わかりやすくいうと接客販売です。でも最初はなかなか売れなくて大変でした。でもあるきっかけで売れるようになりました。今日はそのことを書きますね。
ちなみにサムネイルは当時のお店の先輩たちとディズニーに行った時の写真です!
リサイクルショップ社長の江口武志です。
「商品を売ってやろう!と思わずに目の前のお客様を素敵にして差し上げよう!と思うとそれはお客様にも伝わります。」と僕は思います。
ファッションアドバイザーの仕事?!
大学を卒業してアパレルの世界に入りました。でも最初はわからないことばかりでした。配属先が池袋パルコ店に決まった時も婦人服のお店なので初日に何を着て行ったらわからなくて、就職活動で着ていたスーツを着て行きました。そして初日の朝、先輩に「おはようございます!」って言ったら…向こうもかしこまって「おはようございます!」って言われて、後輩にもすごく礼儀正しいんだなぁと思っていたら。どうやらパルコの新しい営業と間違われていました~
そんなこんなで最初はお客さまにファッションのアドバイスをするどころか洋服のたたみ方、素材の特性、クリーニング方法など覚えるのに必死でした。そして僕はファッションアドバイザーとして致命的なものがありました。それはお客様に声をかけるのが苦手だったのです。
自分自身が接客をされるのが嫌いでした。なぜならお店に入るとすぐに近寄って来て「サイズ違いもございますよ。」、「よろしかったらご試着ください。」、「カガミにどうぞ。」とか決まりきった言葉で売りつけようとするそんな接客しか受けたことがなかったからです。
お客さまのための接客とは?
だから自分でも最初は接客をすることができませんでした。そんなある日、店長との個別面談の際にその悩みを打ち明けました。
「店長、僕はお客様に声をかけるのが苦手です。声をかけられるのが嫌なお客様もいると思うんです。自分も嫌ですから。」
すると店長(当時自分よりも5歳くらい年上の女性でした。)がこう言ったんです。
「江口さぁ、売ろう売ろうとする接客されたら嫌だよね?じゃあさぁ、本当に心から江口のことを素敵にしたいという接客だったらどう思う?」
僕「そういう接客なら嫌じゃないです。」
店長「接客を嫌がるお客様も同じ気持ちなんだよ。今まで受けた接客が売込みな接客だったから接客をされるのが嫌になったんだよ。だからそんな接客じゃなくて、本当に心からお客様のためを想った接客があるってことを江口が教えてあげなよ。江口だったらできるよ。」
単純な僕は一気に納得してしまいました。
「そっかぁ~。接客を嫌がるお客様は本当に自分のためを想った接客を受けたことがないんだ。だったら俺がお客様に喜んでいただく、良い接客もあるってことを教えてあげよう。」
というわけでそれから吹っ切れたようにお客様に接客をするようになりました。もちろんお客様の動向をみて、想像したり、仮説を立てたり、そしてアプローチの声掛けも内容を変えたり、タイミングを変えたりしました。そして少しずつですが僕を訪ねてきてくれるお客様も増えてきました。
やっぱり伝わるんだと思います。口ではお客様のためにと言っていてもお客様が帰ると文句を言ったりする。そんなお店もありますよね。だからこそ、本気でお客様を素敵にしたい!喜んでもらいたい!という気持ちも伝わります。そんなことを思い出しました。
今思うと恥ずかしい思い出…
最後に僕がファッションアドバイザーだった時の思い出を一つご紹介します。
店長がいつも担当しているお客様がご来店されました。店長が不在だったため僕が担当をしました。お客様が「今日はAラインのスカートを探しているの?」と言われたのでスカートを持っていくと…
「うーん。そのスカートもいいけど今日はAラインを探しているのよね~」、そして次にまた別のスカートを持っていくと…「それもいいけどAラインないの?」って言われてしまいました。
おかしい、僕の中で一番 えーライン(良いライン)のスカートを持って行っているのに…
チーフに相談したら・・・
違うよ~!えーラインじゃなくてAラインだよー!
アルファベットのAみたいに裾が広がっているラインのスカートだよー!
と言われてしまいました!
皆さんも気をつけてください。
今日は以上です。
江口武志
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