えっ!330円?そんなに買取金額って安いの?僕がリユースを始めたきっかけ【7話】

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こんばんは。リサイクルショップを利用したことありますか?言葉はもちろん知っていると思います。でも実際にリサイクルショップでモノを買ったり、売ったりしたことがある人は全体の3割しかいないんですよ~これからもっと少なるかもですね。頑張ろう!

リサイクルショップ社長の江口武志です。

僕がリユースを始めたきっかけ第7話。前回の6話はこちらから読んでくださいね。

駅ビルの社長からの宿題は?

①お店をゴミ箱にするな。(汚くするな)

②盗品やコピー品を売買するな。(犯罪にかかわることはNG)

以上のことでした。

リサイクルショップってどんなシステムなの?

ただうちのブティックのお客様がクローゼットに着ていないお洋服が溢れていて困っていました。だからリサイクルショップをやればそれが解消できると思っていました。でもこの時は正直申し上げてリサイクル、リユースのことは全くわからない素人だったのです。

ただお客さまの困っていることを解消したい!6坪のスペースを活用したい!との想いだけでした。だから先ずはリサイクルショップのことを知ることから始めました。そして他のリサイクルショップに行って勉強しようとリサイクルショップ巡りが始まりました。

リサイクルショップに行ってどんなシステムでやっているのかを聞いてチラシをもらってきて会社に持ち寄って皆で検討する。それの繰り返し作業です。そこでわかったことはリサイクルショップのほとんどが99%買い取りがメインでした。

驚愕の買取り金額・・・

買取りをしたこともなければ売ったこともないので買取りがどんなものか全く知りませんでした。どんな査定をするのか?どんな買い取り価格をつけるのか?どんなことを言うのか?そして実際に買い取りを体験することにしました。

当時住んでいた自宅から2つ先の駅に洋服をメインとしたリサイクルショップMというお店がありました。僕は妻のもう着ていない洋服を袋に詰めて両手に抱えながら電車の乗り、Mを目指しました。

持って行った洋服はノーブランドが多かったです。でも全部で10着以上ありましたから買取価格はトータルで2,000円~3,000円くらいにはなるかな?なーんて考えていたのです。そしてお店に到着しました。

「すみませーん。買取をお願いしたいのですが。」

店内は数人のお客様がいました。そして僕に気づいた店員さんはなんとなくの笑顔でこう言いました。「どうそ、こちらへ」とカウンターに誘導します。

そこで袋から洋服を出しました。いよいよ査定がはじまりです。慣れた手つきで洋服を手に取りながら店員さんは困ったような顔になりました。そして、

「この色、今は人気ないですね~。ここの裏が少しほつれてますよ。うーん、かなり難しいデザインですね~」

なんて商品のダメだしばかりされたのです。僕は大人の対応でただただ黙って聞いていました。そしてようやく査定が終わりました。かなり厳しいこと言われたので心の中では

「全部で1,500円くらいかなぁ。最悪1,000円ってこともありえるぞ。」と思っていました。

そしたら店員さんは真顔で「買取価格は全部で330円になります。よろしいでしょうか?」って言ったのです。最初は耳を疑いました。全部で10点以上あるのに全部で330円って・・・

僕は心の中で(えっ!え~!さっさっさんびゃくさんじゅうえ~ん!!安っーーー!!)と驚愕していたのです。確かにノーブランドが多かったけど中には百貨店で買ったブランドものもありました。

それが全部で330円です!ビックリした僕は思わずこう言ってしまいました。「そ そんなに安いんですか?もうちょっと何とかなりませんか?」

別にお金が欲しいとかそんな気持ちはありませんでした。ただあまりの評価の低さに洋服たちが可哀想だったのです・・・

そして僕の必死さが伝わったのか、店員さんはニッコリ笑顔でこう言いました。

「それじゃあ 350円で♪」

うぉー!!20円アップしたよ!!やったよ~ママー!!なんてこれっぽちも思いませんでしたが持ち帰るのもイヤだったので350円でお願いしました。

そして電車に乗って帰り途中で缶コーヒーを飲もうと思ったらそのお金は無くなっていました・・・

手間暇かけて時間も使って行ったのに。もしも僕が普通のお客様だったらもう行きたくないって思ったのです。この時は勉強で行ったんですけどね。

そしてその時に気づいたのです。もしも自分がリサイクルショップをやるときにはお客さまにこんな想いをさせてはいけない。お客さまが喜んで持ってきてくれる仕組みにしなくちゃいけないと確信しました。

そして3日後に買取りをしてもらったあのリサイクルショップを見にいきました。なぜもう一回行ったのかと言いますとどれくらいの値段で販売しているのかを知りたかったのです。

そっそっそしたらね~!?

(次回へ続きます)

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江口武志

社長:株式会社イー・エフ・オー 私は1971年、東京都台東区で生まれました。生まれてすぐに父の転勤で福岡に行きました。それから何回か転勤があり、小学校入学の時に東京都足立区に戻ってきました。足立区ってイメージ悪いですよね~だけど僕は大好きな地元です。 そして婦人服の専門店に就職していました。その後父が50歳の時に起業したアパレル会社に転職しました。現場(店舗)を中心に仕事をしていました。その後父が病気になって急遽社長になり、8年が経過しました。最初はいろいろと苦労しましたね。 これからもファッションを通して豊かな生活を提案すべく、いろいろとチャレンジしていこうと思います。 お神輿を担ぐこと、マラソン、格闘技観戦、美味しいものを食べること、そして仲間とお酒を飲んだり一緒に遊んだり、勉強することが大好きです。

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