クレーム対応「迷惑だから来るな!」と言われてしまったらどうすればいい?行くのか?逃げるの?

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こんばんは。明日の東京は夏日なんですって。この時期は着るものに困りますね~Tシャツでいいかなぁ?(今日もTシャツですけどね(笑))

リサイクルショップ社長の江口武志です。

さて昨日の続きです。
うちのリサイクルショップでクレームが発生しました。そのクレームのお店の対応にお客さまは激怒してしまいました。そして当時本部の管理マネージャーだった僕がそのお客様のご自宅にお詫び来ました。最寄の駅からお客さまにお詫びにお伺いしたいことを電話をしたら・・・

「迷惑だから来るな!」と言われ一方的に電話を切られてしまいました。

このときの私の心境は(迷惑だから来るなと言われたのでご自宅まで行ったら余計に怒らせてしまうのではないか。)と自分にとって都合の良い解釈をしてこの場から逃げようとしていました。なにも解決をしていないのに。。。

そしてしばらく考えました。そして、

決めました!!

ヨシ!今日は帰ろう!と逃げるということを選んでしまいました。そして自分の決断を正当化するために社長だった親父に電話で報告をしました。

「お客さまに迷惑だから来るな!と言われたのでこれ以上怒らせないためにも今日は一度帰ります。」

すると親父は僕が言ったことを聞きもせずにこう言いました。
「今から自宅に行って謝って来い!」

僕が「えっ?でも・・・」と言い訳を言おうとしたところ、その言葉を遮るように続けて話しをしました。

「大丈夫だ。殺されることはないから!安心しろ、相手がどんなに怒っていても、せいぜいバケツで水をかけられる程度だ。ナイフで刺されることはないから。死ぬことはない。だから大丈夫だ!ちゃんと謝って来い!」

この言葉を言われた時、逃げようとしていた自分が恥ずかしくなりました。そして大丈夫の言葉がモーレツに僕の背中を押してくれたのです。確かにナイフで刺されることはないだろう。どんな状況になってもこんなことで殺されることはない。

そして僕は今まで逃げることだけを考えていました。でも親父の言葉を聴いて覚悟というか、自然に受け入れることができました。(たぶん親父は全部わかっていたのだと思います。)

私は心の中でこうつぶやきました。

「そうだ、このまま帰ったらなにも解決しない、俺がここで収めなければ社長である親父を出すことになる。そんなことは絶対に出来ない!お客さまに誠意を持ってお詫びをしよう!」

そしてお客さまのご自宅に向かいました。気持ちも吹っ切れてさっきまでビビッテいた私はもういませんでした。

自宅に到着し躊躇なく玄関のチャイムを押します。ピンポーン~すると中からすぐに返事がありました。「はい?」

僕は「先ほどお電話させていただきました江口と申します。ご迷惑だと思いましたがどうしても直接お詫びを申し上げたく参りました。」

しばらくすると玄関のチェーンを外す音がガチャガチャと聞こえてきました。そして扉が開くと同時に私の身体は自然と土下座をしていました。

土下座をしながら、心からお詫びを申し上げました。今考えると心からお詫びしたい気持ちとこの場で自分が収めるという責任感から自然に土下座していたように思います。

すると目の前で土下座をしている僕を見て、お客さまが慌てた様子で「どうぞどうぞ立ち上がってください。」と言ってくれたのです。

そして立ち上がりお客様から再度お話をお伺いしてお詫びをしました。そして今後このようなことがないように約束をしました。

最後にはお客さまから「わざわざお越しいただいて、お手数おかけしました。ありがとうございました。」との言葉をいただきました。

お詫びをした帰り道、僕は(あ~逃げなくて本当に良かった!)と心から思っていました。そして逃げずに誠意を持って話をすれば想いは伝わるってことを勉強させてもらいました。

そのあと社長である親父に報告の電話をしました。ちゃんとお詫びができてお客様が許してくれたことを。親父からは一言「良かったな」と言ってくれました。

たぶんあの時、親父からの言葉がなかったら逃げていたと思います。そしてあの時逃げていたらこれから先困難があるたびに逃げていたでしょう。今になってみれば親父に本当感謝やで。

そしてこの体験がのちに僕が社長になった時に助けてくれたことがありました。その話はまた今度~

今日は以上です。

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江口武志

社長:株式会社イー・エフ・オー 私は1971年、東京都台東区で生まれました。生まれてすぐに父の転勤で福岡に行きました。それから何回か転勤があり、小学校入学の時に東京都足立区に戻ってきました。足立区ってイメージ悪いですよね~だけど僕は大好きな地元です。 そして婦人服の専門店に就職していました。その後父が50歳の時に起業したアパレル会社に転職しました。現場(店舗)を中心に仕事をしていました。その後父が病気になって急遽社長になり、8年が経過しました。最初はいろいろと苦労しましたね。 これからもファッションを通して豊かな生活を提案すべく、いろいろとチャレンジしていこうと思います。 お神輿を担ぐこと、マラソン、格闘技観戦、美味しいものを食べること、そして仲間とお酒を飲んだり一緒に遊んだり、勉強することが大好きです。

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